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行政関連の手続きに使える「gBizID」

▼gBizIDとは何か

gBizIDは、行政関連の手続きにおける一部の電子申請で必要なアカウントを取得・利用できるサービスになります。
国が行う事業環境の改善や新規事業・業務効率化などに対する補助金・助成金の申請において電子申請が必要な場合には、gBizIDの利用が前提となっていることが多いです。

弊社でも、システム開発のノウハウを自社の事業へと発展させるため、実際にgBizIDを使用した補助金申請を行っています。

▼なぜ持っていたほうが良いか

・補助金、助成金の電子申請に必要となり、応募の前提条件となっていることがある。
・法人、個人事業主であれば取得しておくといざという時に便利。
・審査が必要になると、発行完了までに2週間程度の期間を要する場合がある。

公募期間の残りが少ないタイミングで急いでgBizIDを取得しようとしても、前述の審査期間が発生します。
また、gBizIDには2023年1月時点で有効期限や利用料が定められていません。
現状ではデメリットの要素もありませんので、取得しておけばいつでも使用できるようになります。

▼gBizIDの種類

gBizIDには種類には次のような種類があります。

種類概要
gBizIDエントリーgBizのメニューにアクセスできるようになる。機能は制限されている。
gBizIDプライム法人代表者、個人事業主の名義で取得できるアカウント。各種申請作業を行うことが可能。
取得には書類審査が発生する。
また、プライムの権限で、メンバーの発行とメンバーに対する申請対象の紐づけが行える。
gBizIDメンバープライムアカウントの従業員に対してプライムの権限で発行できるアカウント。
メンバーは、プライムによって紐づけられた申請対象のみ作業可能となる。

先に述べました審査が必要となるのは「gBizIDプライム」を指しています。

▼実際に使用した際の所感

良かった点

・申請時に郵送が不要なため送料負担や配達期間が削減される。書類の再提出が発生しても郵送が不要。
・一部紙のデータが必要だが、スキャンデータで提出できる。
・提出後に提出内容を変更できる申請対象もある。
・プライム権限でメンバーを指定しておけば、申請完了まで法人代表者がgBizID関連の作業が不要となる場合がある。

気になった点

・実際の申請書類はまだまだ手書きやインターネットを介さないWordやExcelのファイルでの作業が必要
・申請書類の一部は、Excel等でデザインされた様式のファイルにデータ入力が必要
・誓約書など一部書類には押印が必要(提出自体はスキャンしたもの)

郵送のみ受付となっている補助金、助成金よりも利便性は向上しています。
その反面、手続きに関してはまだまだ不便と感じる点もあります。
そういった点は、gBizIDというよりも主に助成金や補助金の制度側の問題ではあります。
それでも、紙の書類だけで申請を行うより手間は減っているため、ありがたいサービスだと思っています。
今後、更にデジタル化の進んだ対応ができるように改善されることを期待したいです。

▼気を付けること

助成金や補助金などのサービスによってアカウント権限の違いによる利用可能な範囲が異なります。
各サービスの公募要領や要件を確かめたうえでの対応が必要となります。

例として、ものづくり補助金では「gBizIDプライム、メンバー」で申請が可能ですが、IT導入補助金2022では「gBizIDプライム」のみ申請可能となっています。


新たな事業や業務改善の試みを行う場合、設備導入やシステム開発のために補助金や助成金がうまく活用できるケースがあります。
その時のためにも、gBizIDについて予め知っておき、事前に取得しておくのが良いと思います。

コーディネーター/O.H

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